Fintech Taipei 2019

『Fintech Taipei 2019』出展レポート


ブロックチェーンによるソリューション・サービスを提供するCTIA(シー・ティー・アイ・エー)(本社:シンガポール、CEO:手塚 満)は、2019年11月29日・30日に台湾・台北市で開催された『Fintech Taipei 2019』にブースを出展しました。

 

本イベントでは、Fintech Space&Startupsエリア内のSFAパビリオンにブースを構え、CTIAが開発・提供する生産管理システム『Traceability as a Service』(以下、TaaS)の解説とTaaSを活用してワークフローの最適化を目指すさまざまな産業の紹介を行い、台湾国内の主要バンクや金融、フィンテックに精通する参加者がブースに訪れました。

 

世界のフィンテックハブを目指す台湾


本イベントは台湾の金融セクターの競争力向上と金融業界のイノベーションを加速させるために、国内のフィンテック推進、潜在企業やスタートアップ育成を目的に昨年2018年から開催されています。オープニングセレモニーでは台湾総統のTsai Ing-wen(ツァイ・インウェン)氏をはじめ、台湾政府関係者や金融機関担当者が登壇し、台湾の金融産業促進と発展について言及しました。
また、世界貿易機関(WTO)が12歳未満の子どもたちの専門展示会参加の規制廃止に対応して、未来のフィンテックユニコーン育成の目的で12歳未満の子どもたちにも本イベント参加が許可されており、フィンテックや台湾関連産業の成長を重視しています。

国内外のフィンテック企業や著名人が集結


本イベントには、台湾の技術業界を牽引する大小企業の他に13の国からから参加した240を超える金融機関や100社以上のスタートアップ企業が出展しました。また、会場内のメインステージでは、最新テクノロジーが変える金融業界の将来や金融サービスのための新しいアプリシステムなどをテーマにフィンテックや金融に関連する各界のモデレーターやゲストスピーカーの基調講演が行われました。

CTIAが手掛けるTaaSに参加者も関心


本イベントでは2日間で約459の企業、機関が展示ブースを展開しました。CTIAもイベント会場内のSFAパビリオンにブースを出展し、現在自社で開発・提供する生産管理システム「TaaS」の紹介と他の産業分野への活用に関する解説を行いました。
海外から多くの参加者が来場しており、日本の企業担当者からも興味を示す反応がありました。台湾では2014年に起こった食品加工会社の劣化油使用事件などから、食の衛生問題をブロックチェーン技術で解決することは望ましいと話す参加者もおり、金融以外の産業への活用を期待する声が上がっていました。
本イベントは大盛況のうちに終了し、2日間で約3万人を動員しました。

CTIA、台北で開催される『Fintech Taipei 2019』に出展が決定

 

台湾金融サービスラウンドテーブルが主催するフィンテックイベントでR3社のCordaを活用した生産管理システムのデモンストレーションを実施

ブロックチェーンによるソリューション・サービスを提供するCTIA(シー・ティー・アイ・エー)(本社:シンガポール、CEO:手塚 満)は、2019年11月29日・30日に台湾・台北市で開催されるフィンテックイベント『Fintech Taipei 2019』への出展が決定しました。 本イベントで、CTIAはR3社が提供するCorda Enterpriseをベースに開発したビジネスソリューション『Traceability as a Service』の紹介とデモンストレーションを行います。

現在、CTIAは企業の生産計画やサプライチェーンにおいてのトレーサビリティの実現と農家や町工場などの産業と厳格なレギュレーションによって管理される金融をつなぐことを目的に、自社の生産管理システム『Traceability as a Service』(以下、TaaS)の設計、開発に取り組んでいます。

企業のグローバル化や経営統合、新しい業種に参入することでの多機能化が進む中、地球規模で生産者と消費者の需要と生産管理を支えるために、TaaSは組織内の生産計画を分散台帳技術によってデジタル化することができます。これにより多品種少量生産の業務効率を改善したり、国際貿易、在庫管理、インベントリーファイナンスへの応用も視野に入れて研究を進めています。

CTIAは先日、シンガポールで2019年11月11日~13日に開かれた『Singapore Fintech Festival 2019』と同月15日・16日に京都亀岡市で開催された『京都スマート農業祭2019』にも参加し、金融と産業を結ぶ新しいデジタルソリューションをテーマにブースを出展しました。

『Fintech Taipei 2019』は、昨年2018年から開催された台湾国内のフィンテックイベントです。本イベントでCTIAは会場内のフィンテックスタートアップエリアの一角にブースを構え、R3社が開発・提供するCorda Enterpriseを取り入れて開発した『Traceability as a Service』のデモンストレーションを披露する予定です。

 

Fintech Taipei 2019について

フィンテック台北2019は台湾金融サービスラウンドテーブルと台湾銀行金融アカデミーが主催する台湾で最大のFinTechイベントです。本イベントは昨年、「Fintech Base Festival」と「FinTech Days」が統合して開催され、約3万人を動員しました。本イベントは、台北世界貿易センターホール1で11月29日・30日の2日間にかけて開催され、13の国と地域から240の金融機関、フィンテック企業が集結しアジア圏フィンテックの洞察に焦点を当てたカンファレンスやローンチパッド、基調講演などが行われます。

Fintech Taipei 2019

主催: 台湾金融サービスラウンドテーブル、台湾銀行金融アカデミー
日時: 2019年11月29日・30日
会場:Taipei World Trade Center Exhibition Hall 1
住所:No. 5, Section 5, Xinyi Road, Xinyi District, Taipei City

 

CTIA

CTIAは、分散台帳技術やブロックチェーンなどの最先端テクノロジーにより企業のさまざまな経営課題や社会問題を解決していくことを目指すシステム&コンサルティング会社です。
既存のシステムやこれまでテクノロジーを応用することができなかった領域に対してもアプローチして、トークンを使って様々な取引や情報の照合を可能にする「トークンエコノミー」の実現を目指します。世界の各拠点からその地域特性を最大限に生かしたソリューションを提供し、あらゆる分野・領域でのトークン化をグローバルに展開していきます。

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