Singapore FinTech Festival 2018

2018年11月12日から16日にかけて、Singapore FinTech Festival(SFF:シンガポール・フィンテック・フェスティバル)が開催され、CentralityやSingleSource、syloなどおなじみのブロックチェーンプロジェクトが参加し、CTIAもこのイベントに足を運びました。

SFFは、シンガポールのフィンテックエコシステムを育成する役割と、シンガポールをスマート金融センターとしてフィンテックハブとすることを促進するのを目的としたシンガポール最大のフィンテックイベントです。毎年開催されているSFFは、今回が3度目の開催にあたり、シンガポール通貨金融庁が主催しています。本イベントでは、フィンテック・カンファレンス(講演)やエキシビション(展示会)、フィンテック・アワード、ワークショップなど多数のコンテンツが用意され、会場は終始熱気に包まれました。

豪華スポンサー陣が勢揃い

SFFのスポンサーには世界的な有名企業が勢揃いしました。グランドスポンサーにはDeloitteやGoogle Cloud、Prudentialなど、プラチナムスポンサーにはKPMG、MasterCard、VISAなどが名を連ね、その他スポンサーとしてはAWS、DBS、NEC、ORACLE、Intel、SMBCなど世界に名立たる企業が参画しました。また、メディアパートナーにはBloomberg、CNBC、The Business Timeなどが参画し、その模様を世界に伝えました。

400社を超える出展企業とエキシビション

SFFでは、アブダビ、カナダ、香港、インド、アイルランド、イスラエル、日本、カザフスタン、韓国、ラテンアメリカ、ニュージーランド、フィリピン、ポーランド、スイス、イギリス、アメリカなど、実に16ヵ国から400社を超える出展企業がブースを展開しました。それぞれのブースでは、プロダクトの説明やサービスの簡単な体験を受けることができ、参加者は革新的な技術やサービスに興味を示していました。

また、CTIAが関連するプロジェクトとしては、CentralityとSingleSource、syloが合同でブースを出展し、そこではSingleSourceによるデジタルIDアカウントの作成や、syloによるアプリでの通話やウォレットのデモンストレーションが実施されました。

著名人たちによるフィンテック・カンファレンス

カンファレンスでは、「AI in Finance」「ASEAN FinTech Opportunities」「Cybersecurity, TechRisk* and RegTech」「Financial Inclusion」「Future of Banking」「Future of Money」「Global Investor Summit」「InsurTech*」「Market Infrastructur」の9つのテーマが取り上げられ、会場にあるそれぞれ5つのステージで、著名な金融機関経営者、ベンチャーキャピタリスト、フィンテック起業家がパネリストとして講演しました。Google CloudやMicrosoftからはAIや金融について、またDeloitteからは決済と規制の変遷についての講演があり、観客席は満員になるほど会場は盛り上がりました。

*RegTech
Regulation(規制)とTechnology(技術)を合わせた造語。技術によって金融規制を管理すること。

*InsurTech
Insurance(保険)とTechnology(技術)を掛け合わせた造語。保険の引受け、保険料の運用、保険金の支払い、保険商品の販売など、保険会社が手掛ける4つの機能についてテクノロジーを適用したサービス。

SFFは今回、130ヵ国より実に45,000人を動員しました。次回は2019年11月11日~15日にて開催するようです。世界最大級のフィンテックの祭典でぜひフィンテックの熱を感じてみてください。


Singapore FinTech Festival 2018
主催: シンガポール通貨金融庁
日時: 2018年11月12日~11月16日
会場: Singapore EXPO Convention Centre
住所: 10 Bayfront Avenue, Singapore 018956


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