Blockchain Global Governance Conference,
FIN/SUM Blockchain & Business

『BG2C, FIN/SUM BB 』イベント登壇レポート

2020年8月24日・25日に、東京・日本橋の室町三井ホール&カンファレンスで日本経済新聞と金融庁主催のフィンテックサミット「BG2C, FIN/SUM BB」が開催され、同イベントに弊社CTIAの CEO・手塚がオンライン登壇しました。

BG2C, FIN/SUM BB開幕、麻生副総理兼財務大臣兼内閣府特命担当大臣(金融)が挨拶

本イベントの開幕式では、麻生太郎副総理兼金融相が挨拶を務め、「ブロックチェーンはデジタル資産の分野に留まらず、eKYCなどのデジタルIDやトレードファイナンスなどの多分野でカギを握る技術」と語りました。

今回のイベントでは「ブロックチェーンの健全な発展と新しいビジネス創造のために」をテーマに、ブロックチェーンプロジェクトに関わる世界の技術者、研究者、事業者、規制当局者など様々な有識者が一堂に会して、同技術の社会実装を見据えた国際ルールや課題解決のための幅広い議論が行われました。

CTIA、デジタル資産へのブロックチェーンの可能性を提言

弊社CEO手塚は24日(月)12:15から本会場Bホールにて、「スタートアップ企業から見るブロックチェーン技術の持つ可能性」をテーマにオンライン登壇しました。
本セッションでは、主に先進国と途上国のマイクロレンディング*の基盤となる決済ハブテクノロジーとなりうるブロックチェーンの未来について語りました。

現在、先進国日本では技術革新による経済の後押しや国民一人当たりの資金力は高いものの、少子高齢化やグローバル化の遅れによる経済活動鈍化などの課題があり、今後の経済成長が危ぶまれています。一方でテロや犯罪多発、資金不足・生活水準の低さに悩む発展途上国の問題も避けて通れない国際的な課題です。

このような資金面での不均衡を埋めるマイクロレンディングに最適なテクノロジーがブロックチェーンであり、ブロックチェーンにより記録・証明されるデジタルアセットが不動産や株式、農作物や個人のスキルなどにも派生して担保、運用、管理する社会を実現する可能性を持つと話しました。

現在、CTIAでは「For a Fair Future(フェアな未来へ。)」をビジョンに、ブロックチェーンをはじめとする新技術をあらゆる業界に対応できるよう調査や分析、ソリューションの開発を進めています。
農作物サプライチェーンやSDGsに関わるESG投資やマイクログリッドなど幅広い知見を活かし、世界人口約77億人のよりセキュアでフェアな価値共有が実現可能な未来であることを手塚は本セッションで提言しました。


*マイクロレンディング…少額融資。途上国で多額融資を受けづらい貧困者や女性を対象に小額から資金融資を行う方法。

140人のゲストスピーカーによるセッション、総視聴者数3000人超

また、他セッションでもブロックチェーンを取り巻く法規制・事業展開についての環境や、CBDC(中央銀行発行のデジタル通貨)の国際状況、デジタル決済やSTOの未来、クロスインダストリーによる新事業・ユースケースの紹介など様々な角度から同技術の可能性がセッションやパネルディスカッションを通して議論されました。

技術革新と規制はいつの時代も切り離せない争点の一つです。現在のブロックチェーン業界は国内外の民間企業で日進月歩の発展を見せていますが、官公庁による法規制や監督のスピードの遅さや新ビジネス創出に対するハードルの高さなどが見受けられます。

他方、規制当局は世界各国で広がりを見せるブロックチェーン基盤の金融システムを安全かつ安定して使用する環境確保が最重要課題であり、民間における事業・プロジェクトの推進速度のギャップを埋める必要があるとしています。 国内外の民間企業と規制当局が足並みをそろえる意味でも今回のイベントは、“価値のインターネット”と称されるブロックチェーンの推進と発展に大きな一助となる重要な議論の場になりました。

本イベントでは、2日間で各界の有識者約140名がオンライン・オフラインで登壇し、オンライン視聴者数延べ3000人を超え、大盛況のうちに幕を下ろしました。


Blockchain Global Governance Conference -BG2C-
FIN/SUM Blockchain & Business -FIN/SUM BB-

主催:日本経済新聞社、金融庁
日時:2020年8月24日(月)、25日(火)
会場:室町三井ホール&カンファレンス
住所:〒103-0022 東京都中央区日本橋室町3丁目2番1号 


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